【ウンチって、どうやってできるの?】食べものがウンチになるまで
人間は、食べものから栄養を摂らないと、生きていけないよね。そして、食べたものはやがて、ウンチになって出てくる。
では、食べものはどんなふうにウンチに変わっていくんだろう?そのしくみについて、お話しするね。
人間の消化器のつくりとその働きのこと
食べものは口から入り、胃、小腸、大腸を通って肛門からウンチとして、体の外に出る。
その道のりを、消化器って言うんだ。この消化器が栄養を吸収できる状態まで、食べものを分解していく。
そしてこの栄養が、みんなの体をつくっているんだよ。くわしい働きは下の「排便のしくみ」を見てね。
便秘ってどういうこと?小学生でもなるの?
便秘とは、便がお腹にたまり、ウンチがスムーズに出ない状態をいう。実は、何日ウンチが出ないから便秘ということはないんだ。
毎日出ていても、ウンチが残った感じがあれば便秘だし、3日に1回しか出なくてもスッキリ出ているなら、それは便秘とはいわない。
ウンチの回数ではなく、出すときに痛みや苦しさを感じていないか、ウンチをしたのに、何か残った感じがしていないかが、大事なんだね。
新学期になると便秘が増えるのはなぜ?
夏休み中に、いつもよりねる時間や起きる時間が遅くなったり、暑いからと冷たいものばかり食べていると、生活のリズムが崩れてしまう。
すると、2学期が始まっても朝ごはんがきちんと食べられなかったり、ウンチがしたいと感じにくくなってしまうんだ。
さらに、学校では、ウンチを我慢してしまう人が多いよね。ウンチをしたいと思ったら、我慢せずに出してあげよう!
浣腸の働きって何?
浣腸をすると次の3つの作用でウンチが出るよ。
①浣腸液に含まれているグリセリンによって、水分が腸内へ引き出されて、ウンチをおし出す力を助ける。
②グリセリンの働きで、ウンチが柔らかくなり、すべりもよくなる。
③グリセリンの効果によって、ウンチがスルリと出る。